中古ユンボのDIY整備。バケットツースの交換に挑む
ユンボの整備にあたって真っ先に交換したかったバケットのツース(爪)。しかし、サビとセメントまみれの特大ボルトが私の力ではビクともせず、後回しになっていました。整備業者であればボルトを焼き切るところだと思いますが、DIYレベルならディスクグラインダーで切り目を入れれば緩むであろうと思いつき着手。ツースやボルトはネットで注文しました。VIO15に適合しそうなボルト式ツースは1500円×4個、ボルトは300円×8個必要です。
今回はボルト式の新しい爪↑に丸々交換しましたが、爪先だけ交換できるタイプもあります。こちらは楽天などで入手しやすく、主に以下のショップで取り扱ってます。
>>JUKO.IN 楽天市場店
>>KYU楽天市場店
>>二光メンテナンスショップ
DIY好きと言いつつ、私は回転系の電動工具が怖くてたまりません。ディスクグラインダーは何気に事故が多いそうなので、完全防備でネチネチと切断します。切断時の熱膨張も加わって気の緩んだボルトに対して、あまり褒められた使い方ではありませんが、2mの単管パイプで延長したレンチで全力アタック。バキッと外れるボルトもあれば、弛まずズタズタに切り刻んだボルトもありますが、地道な作業で全ボルトとツースを無事撤去。
↓左が新品。右が古い爪。限界まで使い込まれてます。4本中、3本は付け根が割れていました。
バケットのネジ穴付近に気持ちばかりの錆止め処理をして、新品のツースを装着。交換前のふにゃーっとした風貌から、一気に引き締まったビジュアルとなり、心底ウットリ眺められます。バケットの爪にこれだけテンション上がるのは世界広しとも私くらいのものです。
さっそく実戦投入したところ、圧倒的に掘削力がアップ。爪先の鋭さはもちろんのこと、作用点が数センチ伸びたことによる力の伝わりが違います。抜根においては、地面に押し付けたバケットの底を支点にして、爪先で株を持ち上げられます。おそらくユンボにおいて最も強力な作用点になると思いますが、程々にしないとバケットが歪みそうです。
古いツースのサビを落として謎のインテリアに
限界まで擦り減って錆だらけのツースですが、鉄くずにするのも忍びないため、何かになるであろうと、とりあえず錆を落として塗装することに。
デリケートなものでもないので、適当に薄めたサンポールに漬け込みます。6時間ほどで取り出し、酸化を止めるため薄めたアルカリ系の洗濯洗剤につけます。
錆が溶け落ちサッパリしたツースを、念のため錆止め塗装してから、適当なつや消しブラックで塗装。よくわからないワイルドな黒い鉄の塊になりました。
こうして、我が家の玄関やガレージの飾り棚で、私にしか理解できない謎のオブジェとしてインテリアを彩っています。
ディスカッション
コメント一覧
夢を着々と住めていて、羨ましいです。
奥様や家族の理解があっていいですね。
なかなか、お金もかかること。
機械を自前でそろえるなど、なかなかおもいっきりの良い性格ですね。
重機は、面白いですよね。
コメントに気が付かずすみません!
重機はどうしても荒っぽく使うことになるので、借り物だとやはり気を使ってしまい、自前のほうが良いかな…となりました。高い買い物ですが、勉強しながら自分で整備すると愛着もわいて楽しいです〜。