ヤフオクの中古スパイダーモアを整備して使い倒す
常々からとにかく楽して草刈りしたい私が気になっていたのがスパイダーモア。田舎暮らしの必需品である草刈り機は、手持ちの刈払機から耕運機風の押すタイプ、乗車できるタイプ、果てはラジコン式やロボットタイプなど、刈る地形や面積、とっつぁんの懐具合によって様々な選択肢があります。
スパイダーモアは小回り重視で斜面刈りもできる、なんか小さくてかわいいやつ。私が開拓している立木の多い森や、田んぼの畔刈りでラクするにはスパイダーモア一択なのではないかと思います。
ヤクオクで中古のスパイダーモアを落札
ヤフオクで実働動画を掲載していて県内出品のヤツをエイヤ!で落札。最寄りの営業所止めにしてもらい軽トラで受け取ってきました。初回の始動はスムーズだったものの、吹かすとエンスト、アイドリングは維持できず、一旦エンジンを切ると再始動する気配ゼロ。残念ながら調子は良くないようですが、ヤフオクの現状渡しですのである程度覚悟の上ですし、整備するのが娯楽のようなところもあるので上等です(震え声)
ちなみに、スパイダーモア(刈幅50cm)の新品価格は28万円前後。今回落札した中古は72,000円 + 送料でした。ボロい割にそれなりの値段ですが、農家の憧れであるスパイダーモアはそこそこの中古相場です。
スパイダーモアのキャブレターを整備
エンジンやミッションは問題ないものと信じてキャブレターを整備します。スパイダーモアは手持ちの刈払い機やチェーンソーと同じ2ストロークエンジンとダイヤフラム式のキャブレターですので、整備もそれらと似たようなものです。まずは迷うことなくダイヤフラムやバルブを交換。
キャブレター整備でそれなりに使える状態になり実戦投入しましたが、長時間使ったあとにエンジンがかからなくなる持病が顕著に現れます。ちぎれていたキャブの遮熱板を交換しても症状は変わらずそのシーズンは騙し騙し使いましたが、次シーズンの初めにプラグを新品に交換したらあっさり直りました。一番最初に変えとけ、という話です。
スパイダーモアを本格投入
初シーズンは試し刈り程度で終わり、2シーズン目からの本格運用となりますが、おおむね思った通りの活躍をしてくれます。せっかちな私の場合、手持ちの刈払機で田んぼの長い畔や山の通路など延々と刈るのが苦痛で絶望的に雑になりがちなのですが、スパイダーモアであればそこそこのスピードで何往復かするだけで草丈の揃った気持ちの良い原っぱ状にすることができます。
また、手持ちの刈払機の場合、草を根本から切り倒すだけなのでバッサバッサと刈った草が横たわり、気にする人はそれを集めて処分する作業があるのですが、スパイダーモア系の機械は草を粉砕して刈るため、細切れの草の塊がモコモコとウンコ状に排出されます。この場合、土に還るのも早いのでそのまま放置でもあまり気になりません。
この地域は畔の斜面が長い上に傾斜が急なので使いづらい場所もあるのですが、スパイダーモアで刈りやすいところは一気に刈っておき、苦手とするところを手持ちの刈払い機で仕上げる運用が効率的です。今シーズンはそれなりに使い込んでコツも掴めてきたので、スパイダーモア名人を目指し鍛錬を積みたいと思います。
↓スパイダーモアの動画。こちらの最新機種は新型エンジン搭載、タイヤが大きくなってスピードやグリップが増しているそうです。自家用車がフルモデルチェンジしたくらい羨ましい。
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